「帰国後の仕事、帯同前と同じ業界に進むか、それとも新しい仕事にしようか悩む」
「仕事を離れていた期間のブランクがあり、再就職できるのかな」
夫の海外転勤に帯同することが決まり、多くの駐在妻が仕事を退職しています。
中には責任あるポジションで働いていた方もいますよね。
私も帯同する前は「帰国後の仕事」が一番心配でした。
しかし、多様化している現代で駐在妻たちの過ごし方は様々です。
現地での経験を武器に帰国後も再就職している方もいますし、私自身も在宅ワークしながら新たなスキルを学んで帰国後のキャリアアップに繋げる予定です。
この記事は、こんな方におすすめです。
・帰国後の仕事復帰をしやすくするために、渡航先でできることが知りたい
・時間があるので、海外でも在宅ワークをやってみたい、興味がある
・帰国後の働き方について悩んでいる
それでは、ぜひ読み進めてみてください!
帯同期間中は「ブランク」ではなく『新たな経験を積む期間』と考えよう!
まず、帯同期間は日本では出来なかった新たな経験を積む期間としてポジティブに捉えることが大切です。
何故なら、女性のキャリア中断は決して海外赴任に帯同することに限った話ではないからです。
確かに、働きたい妻にとって、数年を海外で過ごす期間がキャリアブランクなのは否定はできません。
しかし、例え日本国内に住んでいても、男女平等とはいえ、女性が結婚や出産・育児によって、環境を変化せざる負えない状況はあります。
「理想の働き方や過ごし方」を考えていく大切な期間と切り替えることも必要です!
ここからは、海外赴任に帯同する3つのメリットを紹介します。
【メリット①】海外生活で鍛えられる、アンラーニング力
駐在妻として海外で生活をすることは、アンラーニング力が鍛えられる良い機会です。
これは、中途採用市場で求められる人材の要素のひとつに「アンラーニング力」が含まれているので、渡航先で実際にどんな困難を乗り越えたのか、言語化できればPRに繋がるからです。
今回の帯同で「海外生活が初めて」という方も多くいらっしゃいますよね。
若い頃の海外生活とは異なり、30代、40代から新しい環境で、海外で生活をし、子育てをするとなると、想像以上に大変です。
現地の言葉や文化に徐々に慣れていきながら、現地または同じ境遇の日本人コミュニティーで情報収集をして、柔軟に対応していくことも必要です。
病院や学校を例に挙げても、言語の壁や現地のルールを理解する必要があり、日本で暮らしていたようにいかないことも多いです。
帯同期間は、日本では出来ない経験ができます。せっかく渡航するのなら、ポジティブに捉えて日々を過ごしましょう!
【メリット②】オンラインの普及で変わる、「日本のリモートワーク」
続いて、もし出来る方は、夫の海外赴任先でもオンラインなどで仕事を継続することも一つの方法です。
もしこれらの方法が可能であれば、小さくてもキャリアを中断せずに済むので、おすすめです。
私も日本の仕事を継続出来てますし、周りの方で働いている方も何名かこの方法で働いてます。
例えば、リモートワークでなくても、英会話に問題なければ、現地で働くこともできます。
しかし、働くことで納税義務が発生しますので、確定申告をご自身または行政書士さんなどにお願いする必要があることを覚えておきましょう!
収入(所得)金額によっては、夫の会社でカバーされない場合もあるので、事前に家族で話し合うことをおすすめします!
【メリット③】語学力を身につける絶好の機会
せっかく海外で過ごしているので、語学力を身につけるのもおすすめです。
現地で言語を習得する方法は、その方の状況によって学ぶ機会が沢山あります。
例えば、オンライン英会話をしたり、子供が学校へ行っている間に現地の図書館で開催されているESL(英会話教室)に参加している方もいます。
中には、現地の大学や専門学校で学び、MBAコースを受講する方もいます。
これらは、ご自身が帰国後どのようになりたいか、どのように帯同期間を過ごしたいかで、選択肢は無限にあるのです。
以上3点が、日本ではなかなか出来なかった新たな経験を積むメリットをご紹介してきました。
次のパートでは、さらにキャリアの選択肢を広げるための、海外赴任に帯同中でできる5つのことを紹介します。
帰国後の仕事復帰に繋げるために、渡航先でできる5つのこと
帰国後の仕事復帰をしやすくするためには、下準備が必要です。
ほとんどの方が働けない状況の中で、海外生活の数年をどのように過ごしたのか。そこからどんなことを得て、仕事にどう繋げていこうとしたいのか、言語化することが必要です。
ここからは、渡航先でできる5つのことを紹介します。
① 語学力を磨く
まずは王道ですが、赴任先の言語(英語、中国語、ドイツ語など)を習得することです。
仕事で利用する場合だと、ビジネス程度のレベルは求められますが、海外生活を送る上で必要最低限の語学力は必要です。
意外と帯同家族の場合、語学習得しなくてもなんとか過ごせてしまうので、習得しないで帰国する方が多いです。
日常会話でも、習得出来れば選択肢の幅が増えるし、帰国後のアピールポイントに繋がりますよね。
例えば、最初はスーパーやカフェなどで全く聞き取れない方でも、ある程度生活をすれば聞かれることがパターン化してくるので、何を聞かれているのかがなんとなくわかってきます。
ただ、それ以外の世間話をされた時、話せる方と話せない方で分かれてくるのではないでしょうか。
正直、必要最低限の生活を送るだけではスムーズに話せるようになりません(笑)私は嫌いにならない程度で楽しく、無理のない範囲で学習してます。
もし今後、英語やその国の言語を使って仕事がしたい!活かしたいと思われている方でしたら、ビジネスで使用する語学力を習得する必要があるので、語学学校に通うことをおすすめします。
帰国前にTOEICなどに挑戦するのも1つの目標値になりますね。転職する時に求められるTOEICは、業種にもよりますが、700~800点を目指すと良いでしょう。(引用:日経転職版)
② 新しいスキルを身につける
続いて、興味のあるスキル(資格取得など)を身につけることも帯同中にできることです。
語学力以外で、スキルを身につけることは帰国後の転職活動やスキル習得の上でおすすめですよね。
例えば、人気のスキルを身につける方法だと以下が挙げられます。
最近では、オンラインが普及しているので、自宅にいても受講できるのが魅力的ですよね。
オンライン学位に興味のある方は、インターネット環境さえ整っていれば、有名海外企業や世界の一流大学による講義をオンラインで受講できる『coursera(コーセラ)』というサービスがあります。
多くは無料で受講できるものが多く、有料プランでも高品質なプランがお手軽な価格で受けられるのが特徴です。
また、フリーランスを目指す方や新しくスキルを習得したい方は、「Shilikes」や「withマーケ」は、海外在住者でもご自身のペースで学ぶことができるので、おすすめです。
私は海外生活のことを記事に残したいと思い、ブログをスタートしました。記事を書くなら、webマーケティングを身につけて今後に活かすためにも、withマーケを受講してます。
③ 前職に関連した専門スキルを身につける
前職に関連した専門スキルを身につけたり、資格取得もおすすめです!
資格取得なら、転職活動などで履歴書に書くことも出来ますし、帯同中に資格習得を目指して取得したことを企業にアピールすることが出来ますよね。
例えば、転職で役に立つ企業からニーズのある資格に、以下が挙げられます。
「日商簿記検定」「公認会計士」「米国公認会計士」「MBA」「ファイナンシャルプランナー(FP)」「中小企業診断士」「社会保険労務士」「宅地建物取引取引士(宅建・宅地建物取引主任者)」「TOEIC」「キャリアカウンセラー(CDA)」
引用:マイナビ転職(転職に役立つ資格)より
帰国後の転職(仕事)に繋げるためにも、時間があるこの機会に挑戦してみましょう!
④ ボランティア活動に参加する
働くことができない場合でも、現地の人とコミュニケーションをとりながらやりがいのある活動ができるボランティアも、おすすめです!
なぜなら、ボランティアはハードルが低く、社会活動の一環として履歴書などにアピールポイントとして書くことが出来るからです。
私は、夫の海外赴任へ帯同する前に、ワーキングホリデーをしていたので、海外ボランティアに参加する機会がありました。
ボランティアとはいえ、コミュニケーション力やアイディア創出が求められて良い経験ができました!
大切なのは、ただ参加するのではなく、そこから何を学ぶか、その経験をどのように今後活かしていくかを言語化出来ることだと思います。
海外生活を送る中で、現地の経験や文化を知れることができるボランティアは、仕事と近い価値があります。
⑤ 在宅ワークでキャリアを断絶させないようにする
最後は、在宅ワークでキャリアを断絶させない方法です。
これは海外でもキャリアを断絶しない方法になるので、仕事が出来る方でしたら是非検討してみてください!
もし現地で働く場合だと、語学力は必須です。
既に仕事が出来る語学力を持ち合わせている方なら、その国で働くことにチャレンジしても良いかもしれません。
しかし、慣れない土地で仕事を最初から探し、働くことは大変です。
一方で、日本から仕事を受注する在宅ワークなら、日本の経験を活かしながらキャリアを継続出来ます。
駐在妻が持つ配偶者ビザは、発行してくれている夫の会社の規定に左右されます。もし働く場合は、事前に収入金額や手当など確認しましょう!
【私のケース】日本の仕事を在宅ワークする場合
ここからは、私のケースをお話します。
〈渡航前〉日本でフリーランスとして、個人事業主届を提出
〈渡航後〉日本で仕事を受けていたクライアント先に事情を話し、継続して仕事を受注。ただし、夫の扶養を超えると、妻側の手当がカバーされなくなるので、日本の扶養内に納まるように調整しました。
ー 確定申告 ー 日本円で収入を得た場合でも、その国の通貨で税金を納める必要があります。確定申告は現地の行政書士さんにお願いをして納税をしました。
もし働ける場合でも、配偶者の会社の規定によって、本来カバーされるはずの手当がつかない可能性もあります。
そのため、仕事を始める前に夫婦間で話し合うのをおすすめします。
ここまでが、帰国後の仕事復帰に向けて、駐在妻が今からできることを紹介しました。
ここからは、お仕事が出来る方に向けて、海外でも出来るおすすめの在宅ワークをご紹介します!
【キャリアを中断しない!】海外でもできるおすすめ在宅ワーク5選
在宅ワークと聞くと、“自宅で仕事をするスタイル”をいうイメージをされると思いますが、大きく2つの働き方に分かれます。
・会社に属さず働く場合(フリーランス):クラウドソーシングや業務委託で仕事する
・会社と雇用形態を結び、離れたところで働く場合:テレワーク、リモートワーク
駐在妻の方の場合は、会社に属さず仕事を請け負う形が多い印象です。
私も現在は業務委託契約を結び、案件ごとに仕事を請け負っています。
ここからは、実際の体験談も踏まえて、海外でも出来るおすすめの在宅ワーク5選を紹介します。最後までぜひお読みください!
① ブログ
まず1つめにおすすめしたいのがブログです!
ブログは駐在妻の方にも人気で、インターネット環境さえ整っていれば、パソコン1台ですぐに始められます。
ブログで稼ぐためには時間がかかりますが、一度形成出来れば長い間で資産を築くことが出来ますし、海外生活の情報を残すことも出来ます。
また、ご自身の得意分野や好きなことを中心に記事を書くので、子育て中のママさんでも隙間時間の傍らで記事を執筆することが出来ます。
もし、今仕事が出来ない方でも、広告収入をつけずにブログに書き留めておき、帰国後に公開する方法も出来るので、この期間にブログを始められることをおすすめします。
② 動画編集
次におすすめしたいのが動画編集です!今は、インスタグラムも静止画ではなく、リール動画が主流ですよね。
動画編集は最低限の編集スキルがあればできる案件が多く、初心者でも取り組みやすいと言われています。
例えば、youtube、tiktok、インスタグラムは、今は個人だけではなく、企業も積極的に力を入れているので、案件数も豊富です。
最低限の動画の分割やテロップ、BGMの入れ込みなどをまずは覚えながら、短いショート動画から挑戦することも出来ます。
海外在住だと情報発信できるネタが沢山あります。動画作りをすることで気晴らしにもなるので、楽しみながら始められますね!
一つ前にご紹介した「Shilikes」は、海外在住者でもオンラインで動画編集を学ぶことができます。帯同期間にスキルアップしながら、案件に挑戦してきましょう!
③ WEB、SNS運用
普段から使っている方も多いSNS運用も人気です。
InstagramなどのSNSなら、ハードルも低いので、自分の好きなことや得意なことを発信しながら収入を目指すことが出来ますよね。
例えば、もしInstagramで稼ぐ場合だと、以下の稼ぎ方があります。
最近だと、顔を出さなくても専門情報を発信するアカウントも増えてますよね。
Instagramの稼ぎ方にもよりますが、月5~10万円程度稼ぐことが可能です。
子育て中の主婦の方でも、空いた時間で作業することが出来るので、ハードルが低いのでおすすめです。
始めは、SNSでどのように稼ぐのかわからないですよね。気になる方は、無料で体験講座があるので、相談してみてください!
④ webデザイン
続いてwebデザインもおすすめです。
これは、今まで紹介してきた在宅ワークの中でも最低限のスキルが必要ですが、未経験から目指すことができて、スキルを習得すればこの先も長い目で活躍することが出来ます。
もし仕事をする場合、多くは「ポートフォリオ(自分が作った作品をまとめること)」を求められます。
webデザイナーの世界では、ポートフォリオは必須です。
ポートフォリオをまとめるのに、ある程度時間が必要ですが、もし事前にどのくらい帯同するのか年数がわかれば、逆算をしてポートフォリオの作成に時間を使ったり、スキルの習得にあてることが出来ますよね!
内容にもよりますが、ゆくゆくは高単価案件も目指すことができるお仕事です。
早い方なら海外赴任に帯同中から、お仕事をすることも可能ですし、海外にいる間はスキル習得に集中するなど、ご自身のペースにあわせて取り組むことができますよね。
女性は結婚や子育てなどで、仕事の状況も変わりやすいです。
webデザイナーなら、長い目をみて働くことが出来るので、スキルの習得を目指すなら帯同期間の今がおすすめです!
⑤ 国内企業からのリモートワーク
最後は、国内企業から業務委託契約を結び、海外でも仕事を受注する方法です!
これなら、慣れている日本語で渡航後でも仕事が始められやすいですし、ビザ・税金・福利厚生などの観点からも調整がしやすいので、おすすめです。
私も、この形をとって仕事を継続してます。
もし駐在妻が働く場合、「現地で働く」か「在宅で働く」の2パターンに分かれます。
まず現地で働く場合のデメリットは、就労ビザが必要で簡単に取得できないことが多いです。
駐在妻の場合、ほとんどの方は夫の配偶者ビザで赴任先へ来ています。
そうすると、配偶者ビザではなく、その国の労働許可を得る必要があります。ビザを取得するには、私たち外国人にとって決して簡単ではない現実があります。
※一個人の意見です。
また、配偶者ビザでなくなることで、夫の会社の福利厚生が受けられなくなる場合もあります。
以上より、キャリアを継続するなら慣れている仕事で国内企業から仕事を受注する方法が一番よいと考えます。
ここまでが、海外でも出来るおすすめの在宅ワーク5選を紹介しました。
それでは、実際に帰国後の働き方について具体的にするために、次の章でお伝えしてきます。
帰国後の働き方(仕事)を考える
キャリアブランクのある駐在妻にとって、帰国後の働き方を左右するのが事前準備です。
これは、ご自身がどのように働きたいのかによりますが、渡航して数年経ち、出産などでご家族が増えたり、子供の成長にあわせてかつて日本にいた頃の働き方とは違う形を求める方もいらっしゃいますよね。
もしくは、復職制度を利用して、かつての職場に戻られる方もいます。
それでは、他には具体的にどのような働き方があるのかご紹介していきます。
復職する(職場復帰する)
まず、以前働いていた職場に復職することです。
これは、もし会社を退職しても以前の会社に復職制度があったり、条件が当てはまれば、復職できることを指します。
駐在で知り合った方は、この制度を利用して職場復帰してました!
もし復職できれば、新たに就職活動をしないで仕事復帰の期間は短く済みますよね。
しかし注意点として、復職しても仕事復帰までのブランクがあるので、業務に支障のない程度のスキルをどこまで持ち合わせているか求められることもあります。
以前と同じポジションで給与面などが待遇されるわけではないことを事前に確認しておきましょう。
再就職する(フルタイムで働きたい)
次に新たに就職(転職)活動をして、再就職をすることです。
これは前述のような復職制度がない場合や、既に期限が過ぎてしまっている、新しい仕事にチャレンジしたいという方向けで、帰国前の準備が非常に大切です。
なぜなら、企業側は即戦力を求めているため、例えこれまでのスキルがあったとしても、ブランクの壁は拭いきれないからです。
少し前のアンケートですが、「駐在ファミリーカフェ調べ」が行った駐在妻の再就職アンケートを引用すると、これまでの実務経験が5~10年未満であっても、再就職活動を始めた時期に子どもがいて(全体の76%)、もともとは正社員として雇用されていたけれども、再就職先では70%の方が非正規雇用、中でもパート・アルバイトが31.9%で最多層という結果が出ています。
引用:駐在ファミリーカフェ
この結果から読み取っても、海外赴任へ帯同した駐在妻にとって正社員として転職することのハードルは高いといえます。
しかし、大切なのは“最初から完璧を目指すのではなく、徐々にステップアップをしていくこと”です。前職で正社員として働いてきた方でも、はじめから正社員を目指すのではなく、少しずつステップアップしていくことも大切です。
ここからは、再就職を目指す方向けに、帰国前にできることを紹介します。
① 転職サイトや転職エージェントに登録する
まず、海外からでも出来ることは転職サイトに登録することです。
海外からでも求人情報を閲覧出来たり、応募することが出来るので転職サイトの登録をまず済ませましょう!
転職エージェントにも登録しても問題ないですが、キャリアブランクのある駐在妻にとって、殆どの企業が即戦力を求めるため、高いスキルを持っている人を求めます。
そのため、難易度は高いですが、エージェントだと面接対策や履歴書添削をしてくれるので、サポートは手厚いです。
そのため、両方登録をしておきましょう!
短時間で働く(アルバイトやパート)
続いて、アルバイトやパートなどで短時間働くことです。これは前述の通り、「キャリアブランクもあるし、いきなりフルタイム(正社員)ではなく、まずは短時間で働きたい」「子供が小さくて時間に制約されるから、まずはアルバイトやパートで働きたい」という方向けです。
なぜなら、子供がいるとご自身が働く以前にやらなければいけないことが沢山あるからです。
帰国が決まり、まず考えるのは「子供の預け先」や「学校」のことですよね。帰国前に就職先(転職先)が決まることが一番ですが、そうするとご自身の負担も多くなってしまいます。
そのため、もし余力があれば帰国前に就職エージェントなどにとりあえず登録して、目を通すことをおすすめします。前述同様に帰国後、スムーズに動けるためにも、早めの準備が大切です。
在宅ワークなどの業務委託で働く
外で働かなくても、在宅ワークで働くことも一つの選択肢です!在宅で仕事が出来れば、子供の送迎や通学・帰宅時間などに大きく左右されずに、自宅で完結できます。
帯同中に働ける方は、今から在宅の仕事をスタートすれば帰国後も継続することが出来て、帰国後の仕事の大きな心配は少なくなりますよね。
それでは実際にどのような在宅ワークがあるのか、一例ですがご紹介します。
webライター・データ入力・プログラマー・webデザイナー・SNS運用・イラストレーター・カスタマーサポート・バックオフィス関連・翻訳・オンライン秘書など
在宅ワークを始めて、3年以上経過しました!長く在宅で働き、安定した収入を確保するために、スキルアップは大切です!
最初に在宅ワークをスタートする場合、業務委託での依頼が多いと思います。業務委託は、その業務を社外に一部切り取って依頼をしているので、働き方は自由ですが、雇用されているわけではないので、スキルも当然求められます。
今からスキルアップ出来ることを考えていきましょう!在宅ワークで働きたい方におすすめのスキルアップは、海外でできる在宅ワーク5選で紹介した本記事に戻ってご参照ください!
フリーランスとして働く
最後にご紹介する働き方はフリーランスで働くことです。これは、一定の会社に属することなく、独立して働く方法です。前述でご紹介した“業務委託として在宅ワークをする”方法は、フリーランスで働く方法ともいえます。
特に女性はライフステージによって、仕事も制限されやすいため、フリーランスで働く方法はキャリアが途切れづらいといえます。
例えば、育休制度がとれる企業でも、育休期間中に、第二子、第三子‥と新たな命を授かることで、ブランクがさらに長くなり、復帰が遅れる可能性もあります。中には、妊活や不妊治療をされている方で仕事をセーブしたいけど、簡単に会社を休めなかったり、残業などでなかなか帰れないと感じる場合もあるのではないでしょうか。
一方でフリーランスは、働く時間や仕事量も自分で調整できるので、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
もしフリーランスになられる場合は、スキルアップはもちろんのこと、開業届を申請したり、確定申告など自分で行う必要が出てくるため、税の知識を今から深めておきましょう!
【まとめ】駐在妻の帰国後のキャリア設計は「帰国前準備」が大切!
夫の駐在帯同を経て、帰国後に再就職をすることは、一般的に「ブランク」ではありますが、駐在帯同中の過ごし方次第で“新たな経験を積む大きなチャンスです。
オンラインが普及している現代では、フリーランスとして海外でも在宅ワークすることが可能です。(保有しているビザや会社の規定次第で働ける場合に限ります)そのことで、海外でもキャリアを断絶させないことができるでしょう。
もし仕事が出来ない場合でも、新しいスキルを取得することで、帰国後のキャリア設計に向けて準備ができます。大切なのは、駐在帯同期間中に得たスキルや経験を言語化することです。
帰国前から「どのような働き方をしたいのか」を考えることで、帰国後に慌てることなく準備ができます。再就職を目指す方は、事前に就職エージェントへ登録したり、履歴書の作成を始めましょう。また、フリーランスを目指す方は、スキルを活かしながら開業届の準備や税金の知識を今から深めることをお勧めします!
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